Sachiko KURODA, Waseda University
働き方から労働市場を考える:
ウェルビーイングと持続可能な成長の追求
労働市場の様々な課題解決の一助となることを目指して、研究を重ねています。
研究プロジェクト
研究テーマの概要
長時間労働問題をはじめとする働き方の研究、働き方が健康や生産性に及ぼす影響等、働く人の視点に立った研究を行っています。例えば・・・「日本人はどのくらい長時間働いているの?」「日本人はなぜ長時間労働なの?」「長時間労働は、健康に悪いの?」「健康になると、生産性は上がるの?」「ワークエンゲイジメントが高まると生産性は上がるの?」「睡眠が改善すると生産性は上がる?」「健康経営をしている企業では生産性は上がっている?」「テレワークは労働者の健康や生産性にプラスorマイナス?」「ギグワークという新しい働き方の実態は?」「賃金はなぜ下がりにくい? そしてなぜなかなか上がらないの?」このように、労働市場に纏わる疑問は数多くあります。こうした一つ一つの実態を明らかにし、日本の労働市場の様々な課題解決の一助となることを目指して、研究を重ねています。
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01
労働時間研究
長時間労働・時間配分・働き方の分析
いつ・どこで・どの時間帯に・どのくらい働くか—働き方が多様化する時代になっています。長時間労働の是正は進んでいるのか、働く時間帯はどの程度変化してきているのか。新しい働き方が我々の生活や時間配分にどのような影響を及ぼしているのか。このプロジェクトでは、人々の時間配分の仕方や変化についての研究を行っています。
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02
働き方の研究
働き方が健康や生産性に及ぼす影響
働き方の選択肢が増える中、どのような働き方が労働者の健康やウェルビーイングの向上・企業利益の最大化・社会課題の解決の同時に実現可能を可能とするか、世界で模索が続いています。この研究プロジェクトでは、同一労働者を複数年にわたって追跡調査したデータや、公的統計、複数の企業と産学連携し、人事・勤怠・健康データと各種アンケート等を紐づけたデータ、銀行データなど、様々なデータを用いながら、働き方と健康・生産性との関係を解明する研究を行っています。
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03
生物学的性差の研究
女性の健康・ウェルビーイング
男性と女性では、身体の仕組みが根本的に異なります。例えば、女性は、妊娠・出産・子育て・更年期など、生産年齢期間に様々なライフイベントに直面するだけでなく、ホルモン量の変化により日々体調の変動に晒されており、短中長期いずれの時間軸でみても男性に比べ体調の振幅が大きいと言われています。この性別間の生物学的な性差に目を背けず、お互いの違いを理解したうえで皆が気持ちよく働ける社会の実現に向けて—そんな思いから、この研究を行っています。
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